巨大魚・怪魚で有名な『ブンサムラン』でメコンオオナマズ!
タイの巨大魚と言えば、有名なのはここ『ブンサムラン』ではないだろうか。
私も数年前からその存在を知っており、いつかは行ってみたいと思っていたのだが、2018年1月、遂に念願のブンサムランでメコンオオナマズを釣ってきたので、その時のことを書いていく。
バンコク中心地からは50kmほど離れており、自家用車でも無い場合は、ほとんどの人がタクシーで行くことになるかと思う。
私はBTSプロンポン駅周辺でタクシーを拾って向かったのだが、交渉して750バーツで行くことができた。
1時間ほど走って到着。
やっと来たぜブンサムラン。
入口から入ると左手に受付がある。
料金は、『ガイド・レンタルタックル一式・入場料・エサ』すべて込みで6000バーツ。
かなり高いが、日本で船釣りに行けばそのぐらいの値段はかかるし、この施設は絶滅危惧種であるメコンオオナマズの保護にも一躍かっているという事なので、タイの思い出として行って損はしないと思う。
ガイド料は1000バーツだったと思うが、初めて行く人は全く勝手がわからないので、ガイドを付けないとボウズ・・・なんてことも十分あり得る。
最初の人は迷わずガイドを付けたほうがいい。
受付をすますと、左手に釣具屋、右手にコンビニとレストランが見える。
釣具屋の品揃えは充実しているので、この場所で一式買ってしまう事も可能。
見るだけでも面白いので、ブンサムランを訪れた際は釣具屋にも是非寄ってみることをオススメする。
釣具屋とレストランの先には、左手がバンガロー、右手がフリースペース(どこでも釣りをして良い)になっており、バンガローは別料金となっている。
ただ、バンガローはできてから新しく、エアコンも付いているようなので、数人で遊びに行く場合はこちらを選んだ方が快適に過ごすことができると思う。
私は1人なので、ガイドに連れられるままフリースペースを奥の方へと進んで行った。
こちらはレストラン。
ガイドのおじちゃん。
「ここには100kgクラスのメコンオオナマズがいるんだ!頑張れよ!」
この道をひたすら進んで行く。
ブンサムランは日本人に人気のようで、この日も3組くらい日本人グループがいた。
タイ人もたくさんいるのだが、タイ人はなんと300バーツで釣りをすることができる。
この魚が描かれたお洒落なテーブルと机に荷物を置いて、いざ釣り開始。
ツナロッド!?
仕掛けはこんな感じ。
ラインはナイロン。
ガイドが、タックルセッティング・餌付け・投入・合わせまで全てやってくれる。
ウキが沈んでガイドを合わせを入れ、無事にファイト開始になると代わってくれるので、慣れたら、できそうなところは自分でやった方が面白い。
反対側にはバンガローが見える。
白人がビールを飲みながら大騒ぎしていた。
そうやってのんびりしているとウキが水中に引き込まれた。
ガイドが合わせを入れ、私に竿を渡してくれる。
海の魚のようなスピード感はないが、グングンとものすごいトルクでラインを引き出していく。
ナイロンラインなのでドラグをきつく設定することができず、しっかりと走らせて魚を疲れさせてから寄せてくる。
初メコンオオナマズの引きに感動しながら巻きあげ、無事にネットイン。
十数キロ。
100kgまで大きくなることを考えると、まだまだ子供。
すぐに投入して次のアタリを待つ。
釣り堀とはいえポンポン釣れるわけではなく、この日のアタリは20分~30分に一回あるくらいだった。
最初の魚は合わせまでガイドにやってもらっていたが、次のアタリからは自分で合わせる。
ウキが沈み込んだことを確認して2度大きく合わせを入れると、またトルクフルな走りがラインを通じて伝わってくる。
次は巨大パーカーホ。
この釣り堀にはメコンオオナマズ以外にも数種類の魚がいるよう。
次の魚は、ウキがモゾモゾと動いた後、しばらく反応がないので餌をとられたかと思って回収してみると・・・
ティラピア!
ブンサムランは基本リリースなのだが、このティラピアは隣で釣りをしていたおじちゃんがBBQにすると言って持って帰った。
ガイドもOKしていたので、ティラピアは持って帰っていいみたい。
そこからはしばらく釣れない時間が続き、エサがどんどん減っていく。
もうだめかと諦めかけたその時、ウキが大きく沈んだので合わせを入れる。
その瞬間、ドラグが悲鳴を上げてすごいスピードでラインが引き出されていく。
これはデカい!と思ったものの、あまりに走るので違和感を感じていると、ガイドが一言「テールフッキング」・・・
そういうことね・・・
この時の動画が下です↓
最初のやつよりでかい気がする!
この日はこの一尾を釣り、次の魚は無念のラインアウトとなったところで餌切れ終了となった。
餌は追加で買う事もできるのだが、十分楽しんだ(5時間くらいはやった)ので、これで終わることにした。
ガイドに感謝の言葉を述べ、入り口に戻ると従業員が車まで案内してくれる。
この付近はタクシーがないので、中心部までは無料で送って行ってくれるとのこと。
6000バーツ払っているだけあってVIP待遇!
時刻は17時を超えており、中心部に近づくにつれて渋滞は激しくなっている。
プロンポンまであと5kmほどという所まで来たところで、「この辺でタクシーに移ってください」と言われ降りると、従業員が一緒におりてタクシーを止め、タクシー運転手に「プロンポンまで」と伝えてくれる。この心使いは嬉しい。
そして、そこから30分ほど走って宿に到着。
値段は高いものの、ガイドや従業員はとても親切で、ほぼ必ず10kgは超える魚を釣ってしまえるという、とても恵まれた環境のブンサムラン。
釣り好きがバンコクを訪れた際は、ぜひとも行くことをお勧めする場所だ。
【住所】
New Bungsamran ตำบล ศาลาแดง อำเภอ บางน้ำเปรี้ยว ฉะเชิงเทรา タイ