阿蘇大橋 【心霊スポット熊本】
熊本一の自殺の名所であり、心霊スポットとして名高い「阿蘇大橋」。
一説によると、この橋から身を投げた人は100人を超えるという話もあり、うめき声が聞こえる、足を引っ張られる、飛び降りたい気持ちになる等、様々な心霊現象の報告がある場所だ。
心霊DVDなどでも何度か取り上げられており、数々の芸能人がこの場所で心霊現象を捉えようと奮闘してきた。
しかしながら、2016年4月16日の熊本地震で発生した大規模な土砂崩れにより崩落し、2020年度を目途にコンクリート橋として復旧される予定だそう。
橋長205メートル、幅員8メートル、76メートルの高さがあり、最初は赤色だったために「赤橋」とも呼ばれていたのだが、投身自殺が多発したため、自殺防止策として緑色に塗り替えられた。
緑色に塗り替えられてからというもの、対策は功を成し、自殺者は減少したという。
こちらの写真に写っているのは飛び降り防止フェンスで、1990年に橋の両端から水平に張り出すかたちで約1.5メートルの柵を、2002年には高さ約2メートルの忍び返し付きのフェンスをそれぞれ県が設置している。
私自身、橋が現存しているころには何度もこの場所を訪れたのだが、来る度に、橋の真ん中で車がエンストを起こしていたり、橋の真ん中で交通トラブルによる喧嘩があったりと、おかしな現象を目撃していた。
それらはまるで、橋の魔力によって足止めをされているかのような光景だった。
このような自殺、事故が頻発する場所には、他の人間を取り込もうとする悪霊のようなものがいて、普段はおとなしくしていても、何らかのタイミングで「引き込んでしまう」という話を、とある拝み屋さんから聞いたことがある。
実際にこの場所では、二人で車に乗って橋を通っている際、橋の真ん中で一人が何の前触れもなく飛び降りてしまい、遺書も何も見つからずに原因不明の自殺だったという、とても恐ろしいことが発生しているようだ。
橋のたもとには、あまりに投身自殺が頻発するため、地元住民の手によって「まてまて地蔵」が安置されている。
2020年の新橋開通後も、この場所がどのようになっていくのか見守っていこうと思う。
【住所】