屋久島ジギングでカンパチ!(その1)【船釣り】
2016年のゴールデンウィーク、釣り仲間4人で屋久島にオフショアジギング行ってきました!
お世話になったのは釣り具の岩川さん!
こちらのお店では、釣具屋・民宿・釣り船を家族で経営していて、フェリー乗り場近くにお店も民宿もあるので、フェリーで来島する際にもアクセスは容易です!
岩川さん一家は、ものすごく人柄の良いご家族で、電話予約の際から親身になって相談に乗っていただき、とても信頼できます。
今回、屋久島に上陸するのは初めてでしたが、事前にネットでいろいろと調べてみて、岩川船長にも相談し、タックルは下記のような感じになりました!
【メインタックル】
ロッド オリムピック GSOPRS-57-HIRAMASA/6
リール DAIWA ブラスト5000H
ライン よつあみ ウルトラジグマン4号
リーダー パワーカーボナイロン 80lb
ジグ200g~300g
こちらはいつも七里ヶ曽根で使っているやつですね!
そしてもう一式、七里ヶ曽根タックルじゃ相手にならない奴が現れた時用にヘビータックルも!
【ヘビータックル】
ロッド Gokuevolution HJS54-300
リール PENN スピンフィッシャー6000
ライン ウルトラジグマン 5号
リーダー パワーカーボナイロン 100lb
ジグ 200g~300g
こちらはロッドのスペックがすごいです・・・
価格:20,304円 |
■表示スペック
★全長/仕舞寸法:5.4FT/164cm
★標準自重:329g(強化アルミジンバル標準装備)
★Lure Weight:100~300g
★PE:2~5号/MAX:7号
★Max Drag:30Kgを誇る
★元/先径13/3.3mm(素材採寸)
このスペックで2万円半ばと、お手頃価格!
貧乏アングラーには嬉しい限りです!w
重量はありますが、屋久島でジギングしに行くのなら体は鍛えておいた方がいいです!
水深200mとかありますから・・・
ちなみに、私は筋トレ大好きで週4でがっつりトレーニングをしています。
今回の遠征では3泊4日で、中2日間、船を予約していたので、1日目は観光や温泉でゆったりと過ごし、二日目の早朝からいざ出陣!
朝6時に船着場に着くと、岩川船長と息子さんはもうスタンバイしてました。
チャーターなので焦らずにマイペースで荷物を積み込み、出船。
目的地は口永良部島周辺だったのですが、そこまで向かう途中にいいポイントがあるという事で釣スタート!
水深100m前後で落としてはシャクリを繰り返すが反応なし・・・
ということで、すぐに口永良部島に向けて移動。
(ベイトはムロアジだろうと予測し、細長いジグを使ってみた)
スミス(SMITH LTD) CB.NAGAMASA(ナガマサ) 250g 14(コスモレーザー) 価格:1,990円 |
屋久島から、2回の移動で1時間ちょっと走ってようやく口永良部島周辺に到着。
ワクワクしながらジグを落とすが、反応なし・・・
1時間ほど少しづつポイントをずらしながら粘ってみたものの、あまりにも4人全員に
反応の無い状態が続くので、船長がマイクで問いかけてくる。
「200mいけますか?」
「えっ!?200mですか!?」
「ライン300m巻いてたら大丈夫ですよ!」
「わかりました・・・」
そうして、船長お勧めの水深200mポイントに移動。
「深いところには大物がいるだろう、へっへっへっへ」
一人で不敵な笑みを浮かべながらヘビータックルに持ち替えて、300gジグのジグを装着。
シャウト(Shout!) ステイ 300g RG(レッドゴールド) 117SY-RG 価格:2,430円 |
(ヤフオクで買ったやつ)
すると・・・
着底直前に「ゴンゴンゴンゴン!」当たった!
すぐさま強烈な合わせを3発ほど入れるが、ロッドに重さは伝わらない・・・
(掛からなかったか?)
ファーストヒットを逃し、少し落ち込みながらもしゃくり続けると「ゴンゴンゴンゴン」ヒット!
次こそは逃がすまいと、4回ほど思いっきり合わせる「グググーーー!」竿が絞り込まれる!乗った!
多分、先ほどの奴が喰い損ねて、追い食いしてきたのだろう。
にやけながらポンピングをしていると、船中の視線が一気に私に注がれた。
まだ他の人間は誰も魚の顔を見ていない。
「おっ先ー!」
調子付きながらポンピングを続けていたのだが、キツイ・・・全く魚が上がってこない!
いや、正確には、ドラグも出ていないし少しづつは近づいてきているのだが、なんせここは水深200m!巻いても巻いてもスプールは痩せ細ったピーマンみたいなまま・・・
何度か休憩を入れながら、何のために今までハードなトレーニングを自らに課してきたのかと、自分自身に問いかけながらポンピングを続ける。
そして、ようやく残り10mを切ったところで魚影が見え始めた!
引きからして、青物ではないのはわかっていたが、影だけ見るとブリみたいだぞ・・・
「リーダー入りましたー!」
私の掛け声で息子さんがタモをかまえる。
「おっ!メダイ!」
水面に顔をのぞかせたのはメダイだった。
見た目こそ悪いものの、味は絶品だという事で最近では高級魚扱いされている。
ユーチューブの、ジギングや泳がせ釣りなんかでは釣っているのを見たことあったが、自分で釣るのは初めてだったので嬉しい。200m巻き巻きした疲れも吹っ飛んでしまった。
(メダイ、6kgくらい)
その後は、ザコがポツポツ釣れるものの、本命であるカンパチの姿は見えず、4人がヘバッてきたところでポイント移動。
水深200mの洗礼は相当過酷で、私含め20代後半の3人はバテテしまっている。
だがしかし、今回の遠征最年長である50歳を超える長老は「電動ジギング」なる文明の利器に頼っており、余裕しゃくしゃくのご様子。
「手巻きこそが釣りの醍醐味」だと常日頃から豪語しているこの私も、この時ばかりは電動ジギングに目移りしそうになってしまった。
そうこうしながら弁当をかき込んでいるうちに、次のポイントに到着した。
この時点で時刻は13時を過ぎており、残り時間は半分を切っている。しかし、潮は動きだした。まだチャンスはある。
メインタックルに持ち替え、ジグを海中に放り込むと祈るような気持ちで着底を待つ。
指先に「コトリ」と地面の感触が伝わったので、ベールを返して集中しながらシャクリ始める。30シャクリしては落とし、30シャクリしては落としを繰り返すこと20分ほど。
「ゴツン!」
ひったくる様な当たりだ!
急いで3発合わせを入れてリーリングを始める。
それほど重量感のある引きではないが、頭を底に向けて突っ走った際にはドラグが出る。
間違いない、カンパチだ。
大きくはないが、本命らしき引きにワクワクしながら巻き続けると、姿が見えた!
「カンパチやぁ!」
すぐさま息子さんがタモですくって船上にあげる!
「ようやく本命来ましたね!」
「はい!ありがとうございます!小っちゃくても引くんですね!」
喜んでいたのも束の間、私は船尾に陣取っていたのだが、船首の長老が声を上げた。
「ヒットォ!これもカンパチだよ!」
どうやら群れにあたったようだ。
息子さんはすぐにそちらに走っていったので、私は目の前でピチピチと跳ねている『ハニー』に目印をつけると生簀に放り込み、ジグを落とした。
船首では、長老もようやくの本命とのご対面で歓声を上げている。
それを横目にシャクっているとヒット!
入れ食い状態だ。2本目ともなれば余裕が出てくるもので、「小さいよ」なんて言いながら涼しい顔をして巻き上げてくる。
見えてきたのは先ほどと同じ3kgほどのカンパチ。
(3kgくらいのお子ちゃまだが、走った時はドラグが唸る)
余裕しゃくしゃくで、ラインを手でつかんでブリ抜く。
そして、長老もすぐに2本目をかけたようで「ヒット」の声が船上に響いた。
しかし、真ん中二人はジギング素人だったため、しゃくり方は教えたものの、うまくジグを動かせないようで当たりすらない。
この日は、私が4本、長老が3本のカンパチを釣り上げたところで帰港となった。
釣った魚は、食べる分だけをクーラーに入れて船から持ち出し、食べない分は生簀で生かしておく。
民宿は素泊まりで料理は出ないため、魚は自分たちで捌いてもよいのだが、せっかく旅行も兼ねているんだからと、船長の知り合いだという近所の居酒屋に魚を預けて、捌いてもらっているうちにシャワーを浴びることにした。
一日中太陽にあぶられ続けたせいで、ぬるま湯をかけるだけでも肌がひりひりするが、この痛みさえも屋久島遠征の勲章だと思うと清々しく感じてしまう。
そして、4人ともシャワーを浴び終わって居酒屋に到着するころには、先ほどまで海の中を泳いでいた魚たちは立派な屋久杉皿の上で刺身となっており、酒とともに私たちの胃袋に収まることになった。
屋久島ジギングでカンパチ!(その1)~終わり~
下の動画は、カンパチ2本目くらいの時の物です↓
ジギングのメインで私が使っているロッド!
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初心者におすすめのオフショアジギングリール!
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ジギングでは、シャクっているときや魚を掴んだ時に手を怪我する可能性が高いので、『指先がある』グローブを使ってください!
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