東勝寺跡 腹切りやぐら 【心霊スポット神奈川】
鎌倉時代末期の1333年、後醍醐天皇の倒幕運動である元弘の乱の最後の戦いで、鎌倉幕府は滅亡した。
東勝寺は、第3代執権の北条泰時が退耕行勇を開山として葛西ヶ谷(鎌倉市小倉)に建立した北条氏の菩提寺であり、北条氏が滅ぶとともにこの世から姿を消した。
腹切りやぐらとは、北条氏一族870名が自決したやぐらだと言い伝えられているが、遺骨の発見はなく、新田勢や時宗の僧らによって遺体が処理されたと考えられている。
自決から約700年ほどたった現在でも、落ち武者の霊を見たという話があるようだ。
住宅街を抜け、ハイキングコースへと続く道に腹切りやぐらはある。
現地に行く場合は、遊び半分という気持ちではなく、慰霊の気持ちを持って訪れましょう。
この中には、未だに当時の恨みつらみのようなものが渦巻いているのかもしれない。
内部には、質素な石仏が安置されていた。
大量の卒塔婆と、新しいお供えものがある。
写真を見てわかる通り、この場所を私が訪れたのは昼間なのだが、腹切りやぐらに向かって歩いている途中で、制服姿の中学生と思わしき4人組が何やら騒ぎながらこちらに向かって歩いてきた。
何事だろうと会話の内容に耳を傾けると、
「腹切りやぐらマジでヤバい!」
「ホントに幽霊出たし・・・・」
「もう嫌や。嫌・・・」
どうやら、学校帰りに腹切りやぐらに肝試しに行った結果、そこで霊を見たらしいのだ。
今の私ならすぐさま取材するものの、当時は作家デビューしていなかったため、心の中で(へぇ、昼間から出るんや)くらいに考えながら、少年達に話しかけることはせずに腹切りやぐらへと歩を進めた。
先ほどのことがあるので、おそるおそる洞窟内に入ったものの、残念なのか助かったのか、私の前に霊が現れることはなかった。
【住所】
神奈川県鎌倉市小町3丁目11−38
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