土合駅 日本一のモグラ駅【心霊＆珍スポット群馬】

群馬の土合駅をご存じだろうか？

山間部にあるこの駅は、ロッククライマーの聖地ともいわれる「谷川岳」へと向かう登山客が多く利用しており、映画「クライマーズハイ」の撮影にも使われている。

この駅の特徴として、ほぼ一直線に伸びる462段の階段（長さ338m）を１０分ほどかけて降りなければホームに辿り着けないことから、日本一のモグラ駅とも言われている。

実はこの土合駅、心霊スポットとも言われており、理由として、先にも述べた通りこの駅を利用して谷川岳へと向かう登山客は多いのだが、その谷川岳が人の命を奪う死の山として恐れられているのだ。

1931年（昭和6年）から統計が開始された谷川岳遭難事故記録によると、2012年（平成24年）までに805名の死者が出ている。

これは、エベレストなどを含む「8000メートル峰」（地球上にある8000メートル越えの14の山）の死者数を合計したものを優に超える数字で、世界一人が死ぬ山として恐れられている。

そのことから、谷川岳で亡くなった人の霊が駅を漂っているとされ、「人の声が聞こえる」等の怪奇現象が起こるそうだ。

こちらが462段の階段。

近くには水が流れているようで、ずっと水音が響いているのだが、それがトンネル内に反響して人の話し声に聞こえる。

ホームまで降りてみた。

この駅の一日平均利用者数は２０人前後だそうで、私が訪れた２３時ごろに人の気配はなかった。

待合室、トイレ、物置がある。

某心霊ＤＶＤでは、物置の中の写真を撮ったところ、人の顔が写り込んでいた。

待合室。

谷川岳登山を無事に終えた人は、この場所で登山の思い出を振り返りながら電車を待つのだろうか。

もしかしたら、山で命を落としてしまった人も、家に帰ろうという気持ちだけがこの場所まで戻ってくることもあるのかもしれない。

【住所】

群馬県利根郡みなかみ町湯檜曽

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