スネークセンターで蛇を食す【珍スポット群馬】
群馬には、日本蛇族学術研究所が運営する、日本唯一のヘビのテーマパークである「ジャパンスネークセンター」がある。
多くの種類のヘビが展示されており、「ハブの採毒実演」や「ヘビのお食事タイム」、「ハ虫類ふれあい体験教室」等、入場者が蛇について学べる企画もあり、蛇好きなら楽しめること間違いなしの施設であるのだが、私の今回の目的は蛇を眺めることではない。
スネークセンター内には食堂があり、「普通」の食事をとることもできるのだが、看板を見てもらえれば分かる通り、ここでは食堂内で飼育?している「シマヘビ」「マムシ」「ハブ」を食べることができるのだ!
この時は4月だったので、春はシマヘビが旬だからおススメ!という大将の言葉に従い、生簀?の中でウヨウヨと動いているシマヘビ達の中から、自分の好みの一匹を見つけ出し、とりあえず首にかけてみる。
ちなみに、この時は車中泊旅の途中だったので髪ボサボサ。
ここから先はグロ注意!
ひとしきり楽しんだ後は、大将に蛇を預け、捌かれる様をじっくりと観察する。
壁からでっかいクリップがぶら下がっており、それで尻尾を固定。
そして、首から切れ目を入れて、血管を掴みだし、それをチョンと切ってグラスに血を注ぐ。
グラスに血がたまったら、心臓をハサミでちょん切り、グラスにポイ!
そこに赤ワインを注ぐ。
シマヘビの生血、心臓入り!
これをグイっといく!
生臭さがあるかなとも思ったのだが、赤ワインの味しかしない。
ここから先は皮をはいで、骨と身を切り離していくのだが、私はカウンター席に戻って料理が出てくるのを持つ。
来た!シマヘビのフルコース!!
シマヘビと長ネギの炒め物、骨のから揚げ、ご飯、みそ汁、デザートで5000円!
なかなかいいお値段・・・
(蛇によって値段は変わります。お値段1000円前後の通常の定食もあります)
恐る恐る炒め物を口に運ぶと・・・・
旨いっ!
旬というだけあって、噛むほどにうまみのある油が口中に広がり、ネギと塩コショウがアクセントになっており、ご飯がいくらでもいけてしまう!
これは想像以上のおいしさ!普通にそこらへんで捕って食べたいくらい。
骨は、ウナギの骨センベイみたいな感じで、パリパリとおやつ感覚で食べることができる。
しかし、1mクラスの骨まで全部となると量は多く、大食いの私でもしっかりと腹いっぱいになる。
蛇を見て、触って、食べることができるジャパンスネークセンター。
そこは蛇好きの楽園だった。
※スネークセンター、食堂の営業状況については公式ホームページからご確認ください。↓
【住所】